未来探求学 Futures Studies/Foresight プロフェッショナルフューチャリスト 育成プログラム 主催  Global Futurists Network

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未来探究学 / Futures Studies・Foresight

これからの未来を探究する実践的学問としての未来探究学。諸外国ではFutures StudiesやForesightとして、多くの大学が修士・博士課程を有し、学問として研究が蓄積され、学ぶための体系化されたカリキュラムを提供しています。専門課程でなくとも、教養として多くの学生が学んでおり、基礎的な学びの1つとして定着しています。未来探究は、未来はこうなるであろうという主観的な未来予想や、データに基づく客観的な未来予測、未来からバックキャスティング的に思考する未来洞察とは異なり、探究をつうじて未来の価値や意義、あり方等を深く考え、未来の本質を見極めることを目的としています。大切なことは、「1つの未来を言い当てようとしたり正解を探すのではなく、多様な未来を想像し、可能性を探すこと」。そして「未来に自分・自社を左右されるのではなく、自分・自社が未来を創造すること」です。未来は自分の中にあるということです。このような未来探究学は広範囲な学際学問であることから幅広い学びが必要であり、かつ、机上やPC内で完結することはなく、動的な学びと実践が求められます。しかしながら、日本国内においては未来探究学を研究し、体系化した教育プログラムを提供する大学・大学院、研究機関等がありません。日本人は、これからの未来を語ることや未来VISIONを創造することが苦手と言われますが、実は苦手ではなく、これまで未来を探究する思考や手法を学び、実践する機会や場がなかっただけなのかもしれません。こうした現状を理解し、私どもGlobal Futurists Networkは、日本国内では初めてとなる「未来探究学」を創発的に研究し、育成プログラムを提供する専門機関として発足しています。

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プロフェッショナルフューチャリスト

マイクロソフトやインテル、シェルなど、多くの大手グローバル企業には、フューチャリストと呼ばれる未来探究の専門家がチームで存在します。自社を取り巻く世界情勢の変化に対応するために、日々未来からのシグナルを捕らえ、シナリオを練り直し、組織として迅速なアクションが取れるように常時体制を整えています。日本においては、経営企画部や新規事業開発部、もしくは大手コンサルティングファームと連携して取組む分野ですが、年度予算の策定時や中期経営計画ローリングのタイミングで1年に1回程度の活動にとどまることが多く、本気になって取組む企業は皆無です。規模の大小や業種業態を問わず、企業において未来探究のスキル・ノウハウを持つ担当者が不在であり、常設のチーム・組織がないことは、世界的な競争において優位なポジションが取れない、メガトレンドに乗り遅れる、危機においても行動・意思決定が遅れる、そしてオープンイノベーションや創発・アライアンスに向けたコンソーシアム的な協創活動が進まない原因ともなっていると考えます。加えて、日本国内においてフューチャリストは、資格や学位に基づくものではなく、あくまで自称としての周知であり、国内で認知や存在、プレゼンスが広がらない一因であるととらえています。そこでGlobal Futurists Networkでは、プロフェッショナルなフューチャリストを育成するプログラムを用意し、未来探究の専門家を育成する取組みを始めています。未来を予想・予測・洞察する人財ではなく、ありたい未来を探究し、未来に向けて積極的に行動するプロの未来アクティビストを育成することを目的としています。

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トレーニングプログラム

トレーニングプログラムは全3コースを用意する予定です。2023年度から「Trial Course」を提供します。24年から「Basic Course/Professional Futurist認定コース」を、25年には「Advance Corese/Professional Futurist(上級)認定コース」を提供する予定です。
Trial Courseに興味のある方は、ぜひご連絡下さい。法人における研修としても対応しています。

  • ●Trial Course
    ー未来探究に興味のある方を対象としていますー
  • ●Basic Course/Professional Futurist認定コース
  • ●Advance Corese/Professional Futurist(上級)認定コース
Trial Course Basic Course Advance Corese
対象
  • ●未来探究に興味のある方
  • ●所属は問いません
  • ●未来探究に関する知識・経験は問いませんが、ハードな内容になりますので、最後までやり遂げる意志の強い方
  • ●未来探究を学び、勤務先や社会で実践したい方
  • ●プロフェッショナルフューチャリストとして社内外で活動したい方
  • ●とてもハードな内容になりますので、最後までやり遂げる意志の強い方
  • ●基礎コース受講者
  • ●プロフェッショナルフューチャリストとして、クライアント向けにコンサルティング活動したい方
  • ●極めてハードな内容になりますので、最後までやり遂げる意志の強い方
履修後の姿
  • ●フューチャリストとして必要な基礎知識を習得できる
  • ●自社、自部門においてフューチャリストとして活動可能となる 践したい方
  • ●フューチャリストとしてクライアント企業等に対して有償にて未来探究の指導が可能となる
学習内容
  • ●未来探究の概要を理解
  • ●シグナルを捕らえ未来3C/SWOT /STEEP等を探究し、事業の未来アクションや新規事業を創造する
  • ●未来探究に必要とされる3つの基本手法と10つの応用手法を学び、独自で実践できるようにする
  • ●未来探究のテーマを決めて、チームで探究し、提案まで行う
  • ●企業・行政、スタートアップ等からのニーズを基に、未来探究を実践し、提案する
  • ●特定テーマ、クライアントに応じて2パターンを実践する
時間/費用
  • ●1回4時間:5万円/人
  • ●オンライン・リアルいずれも対応
  • ●全5回(1回3時間)
  • ●25万円/人
  • ●最大20名
  • ●オンライン・リアルいずれも対応
  • ●全8回(1回3時間)
  • ●80万円/人
  • ●最大12名
  • ●リアル開催
認定
  • プロフェッショナルフューチャリスト
  • プロフェッショナルフューチャリスト(上級)
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未来探究の技能

なぜ未来探究を行うのか。探究の目的は様々であり、その目的に応じて多種多様な技法を駆使しますが、必要とされるのは、未来探究に関する基礎知識の習得と、未来探究を進めるための基礎的な思考の獲得、そして未来探究・実践のための技法の体得です。知識・思考・技法を学習し、実践によって獲得する技能によって未来探究を進めることが可能となります。具体的な技法は無限にありますが、基礎の基礎となる10種程度を厳選して使いこなせれば良いと考えます。重要なことは技法を学び、技能(スキル)を獲得することではなく、獲得した技能をベースにして、自分自身や自社・自国における未来探究の独自性を追求することです。諸外国の大学やコンサルティングファームでは、それぞれに得意とする未来探究の手法・技能があります。守破離の概念で言うと、破や離に向けて守を大切に学び、独自の探究モデルやアクションプラン策定、体制の構築を目標にしています。

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未来創造コンサルティング

Global Futurists Networkでは、企業に向けた未来探究コンサルティングを提供しています。大手、中小、スタートアップなど、規模や成長ステージ、業種業態を問わず、未来に向けた事業計画、新規事業開発など、未来探究をベースとした企業活動を応援しています。